姫路城で甲冑武者と記念撮影-「姫路城甲冑隊」人気に

姫路城甲冑隊のメンバーと記念撮影を楽しむ観光者。

姫路城甲冑隊のメンバーと記念撮影を楽しむ観光者。

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 昨年10月から姫路城の改修工事が始まり観光客の減少が懸念される中、姫路城では現在、槍や弓などを手に携え甲冑(かっちゅう)姿で姫路城周辺を練り歩く「姫路城甲冑隊」が人気を集めている。

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 同隊は、姫路で甲冑の研究活動を行う「播磨甲冑倶楽部」が、ホスピタリティで姫路の観光を盛り上げようと結成したボランティア団体。改修工事が始まった昨年10月から毎週日曜日に、姫路城三の丸広場や登閣口付近で道案内や観光客の記念撮影などに応じている。

 結成当初は6人だったメンバーも回を追うごとに増え、現在は14人に。年齢層は10代から60代までと幅広い。隊名は、これまで「播磨甲冑隊」としていたが「より姫路の観光を盛り上げていく」ことから「姫路城甲冑隊」に変更。同隊の代表・田中密義さんは「姫路のために汗を流したいと思う人なら誰でもメンバーになれる。甲冑が無い人には貸し出しも行う」と話す。

 「姫路城甲冑隊」として初陣を飾った同日、ほら貝を吹き鳴らしながら「我ら姫路城甲冑隊でござる!出迎えご苦労!お好みの甲冑武者たちと一緒に記念撮影でもなされ!」と威勢のいい掛け声とともに隊列を組んだ武者たちが登場すると、たちまち観光客らが取り囲み記念撮影などを楽しんだ。

 福岡市から夫婦で来た管原美東さんは「福岡と姫路は黒田官兵衛と深いつながりがあり、以前から一度来たいと思っていた。鎧(よろい)を来た武者と一緒に記念写真が撮れて良い思い出になった」と話していた。

 田中さんは「姫路城は日本一の城なので、おもてなしも日本一を目指したい」と意気込む。

 活動は毎週日曜日。14時ごろ~16時ごろ。問い合わせは同倶楽部(TEL 079-299-1847)まで。

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