![姫路港で飛鳥Ⅱが入港するのを待つ市民](https://images.keizai.biz/himeji_keizai/headline/1489476202_photo.jpg)
日本籍最大のクルーズ船「飛鳥II」が3月12日、姫路港(姫路市飾磨区)に入港した。全長241メートル、旅客定員872人同船。姫路市によると約5万トン規模の大型客船寄港は初めて。
大型客船を一目見ようと詰め掛けた姫路市民が待ちわびる中、日が暮れかかったころにゆっくりと接岸。明神太鼓の演奏が華々しく繰り広げられる中、乗船客らは疲れも見せず笑顔で下船した。
長野県松本市の小田亨さん(68)は「飛鳥IIで姫路に来るのを楽しみにしていた。明日は姫路城を満喫したい」と語った。入港にあたって姫路市産業振興課の職員(38)は、「大型客船の誘致ができてよかった、これからもたくさんのクルーズ船が姫路に寄港できるよう頑張っていきたい」と抱負を語る。今回のクルーズは名古屋港から小豆島を経て姫路というコース。13日午後に出港式典が行われ、ご当地キャラクターと音楽演奏による見送りや出稿時に昼花火打上げが行われた。
同船は姫路港出港後、明石海峡大橋をくぐり14日に、名古屋港に帰港する。