姫路城近くの大手前公園(姫路市本町)一帯で2月7日、「ひめじSubかるフェスティバル」が初開催された。
「サブカルイベント盛りだくさんの1日」と題して開いた同フェスは今回が初めて。ステージでは姫路のご当地アイドル「KRD8」のライブが行われ、ファンからの熱い声援や手拍子がわき起こっていた。
コスプレイヤー交流イベントでは、戦艦を擬人化した育成シミュレーションゲーム「艦コレ」の登場人物に扮(ふん)したコスプレイヤーなどが思い思いのポーズを取って会場を歩き、ファンたちがカメラを構える姿が多数みられた。
このほか、車体に大きくアニメ「エヴァンゲリオン」の登場人物「惣流・アスカ・ラングレー」などのアニメキャラクターや、ボーカロイドに対応したバーチャルアイドルキャラクター「初音ミク」などを描いた「痛車」と呼ばれる車が多数展示され、姫路城を見学した観光客らも足を止め、撮影する姿が見られた。
同公園近くのイーグレひめじでは、マンガの背景などに陰影をつける「スクリーントーン体験」や、ロボットアニメキャラクター・戦車などのプラモデルの展示、ミニ四駆の組み立て体験コーナー、マンガ「ドーベルマン刑事」などの著者として有名な平松伸二氏のマンガと書道展が開かれた。会場では午前と午後の2回、平松氏のサイン会が行われ、熱心なファンが詰めかけた。
当日は、同公園で姫路初となる「姫路バーガー博覧会」も同時開催した。西日本ハンバーガー協会がプロデュースした同博覧会には、佐世保バーガー、知多牛バーガー、まっつぁかバーガースペシャル、丹波野菜フレッシュネスバーガーなどのご当地バーガー、グルメバーガー20店舗が登場した。
それぞれの店先には目当てのハンバーガーを求める客の長い列が続き、昼ごろには売り切れとなる店も。ステージではハンバーガーを応援するアイドルグループ「ハンバーガーZ」も登場、元気なパフォーマンスで会場をわかせた。ハンバーガー以外にもご当地グルメを販売する模擬店や移動販売車が出店、終日多くの来場者でにぎわった。
会場に夫婦で来ていた神戸市西区在住の清水久美さんは「痛車を楽しみに来た。大規模なイベントで驚いた。痛車やコスプレイヤーを鑑賞しながらご当地バーガーを食べられて楽しかった」と笑顔を見せていた。