姫路市網干区の地酒メーカー本田商店(姫路市網干区高田、TEL 079-273-0151)が12月5日、減農薬栽培の酒米「五百万石」を使った新酒「龍力(たつりき)」を発売する。
豊岡で「コウノトリ育む米」という製法で作られた同酒。ラインアップは「龍力 特別純米 しぼりたて(金)」(1.8リットル=3,240円)と「龍力 特別本醸造 蔵出し新酒(銀)」(1.8リットル=2,700円)の2種類。どちらもしぼりたての新酒をろ過せずビン詰めし、季節限定で販売する。
新酒を製造した本田龍祐専務は「日本で一番味わいのある酒米五百万石で作った新酒をぜひ味わってほしい」と力を込める。「金の純米はがっちりした味わいで龍力らしい米のうまみと力強さが味わえ、お酒だけでも楽しめる幅広い魅力が詰まった一本。銀の本醸造はアルコール度数が高めだが新酒ならではの新鮮な風味が口の中ではじけスッキリした後味」と本田さん。
現在、船場の居酒屋「しらさぎの黒」において無料で利き酒ができる(無くなり次第終了)。同店で利き酒をしていた姫路市在住の川端雄明さんは「ふくよかな香りとすっきりした味わいで、生まれたてのお酒を感じた。金の純米酒が好み」と顔をほころばせていた。