姫路城近くの護国神社（姫路市本町）で9月3日、8回目となる「スローフードな縁日」が開催される。地域の若手醸造家の表現の場として始まった同縁日では、壺坂酒造（姫路市夢前町）など6つの蔵元の日本酒と姫路おでんをはじめとする地元の食を提供する。

参加する酒蔵と銘柄は、茨木酒造「来楽」（明石市）、壺坂酒造「雪彦山」（姫路市夢前町）、本田商店「龍力」 (網干区)、灘菊酒造「灘菊」（手柄）、山陽盃「播州一献」（宍粟市）、田中酒造場「白鷺の城」（広畑区）。

フードは、あん西の魚屋のさかな、ヤマサの冷やしおでん、サグラのイタリア料理、露風亭の姫路おでん、スローフード播磨の魚醤（ぎょしょう）やきそばなど。酒岳堂の柚子リキュール「シルビー」やホテルクレール日笠のホテル料理も提供する。

クラフト品は三輪周太郎さんの金属クラフト、希器の陶器、川のほとりの美術館の陶器・酒器が登場する。ジャズの生演奏も披露される。

実行委員長の壺坂良昭さんは「この縁日を通して地域で育った文化や食を見直し、守っていくことや、それに携わる人を守りながら、子どもたち、次世代に伝えていきたい。家族や仲間と、コミュニティーの中にある食と酒を楽しんでほしい」と来場を呼び掛ける。

開催時間は16時～20時30分。小雨決行。チケットは、前売り＝3,000円、当日＝3,500円（ウエルカムドリンク＋食のポイント券付き）で、参加店で販売している。問い合わせ先は壺坂酒造・壺坂（TEL 090-3030-2191）、SF播磨・岩田（TEL 090-9886-5692）まで。