姫路市南町、繁華街近くのビル2階に5月12日、「コワーキングスペース電博堂」(姫路市南町、TEL 079-286-8988)がオープンした。運営は市街地活性化、観光のまちづくりなどを中心に事業展開しているNPO法人「姫路コンベンションサポート」(南町)
コワーキングスペースとは、オフィスを持たないフリーランス、ノマドワーカーたちが集まり、仕事、勉強会などを協働する場所のこと。シェアオフィスと違い、仕切りがなく、イベントを開いたり、アイデアを共有したりするなど、参加者同士のコミュニケーションに重点を置いているのが特徴。
店舗面積は約20坪で、24席を用意。インターネット接続サービス、カラーコピー、専用ロッカーのほか、住所登録や郵便受け取り代行サービスも行う。
通りに面した大きな窓から光が入る明るく開放的な室内。椅子やテーブル、本箱などを木目調にそろえ、「リラックスの中でも集中してもらえるように」工夫したという。セミナー会場やヨガ教室などの利用も見込み、簡単にレイアウト変更できるよう椅子やテーブルを可動式にした。
担当の後藤和昭さんは「利用者が偶然、同じテーブルに座ったことがきっかけで、仕事やまちおこしにつながるなど、縁が生まれる場になれば」と期待を込める。
姫路駅前の「ロバスト」、昨年5月にオープンした「mocco(モコ)」と共同で「コワーキング共通パス」も販売。今月17日には3つのコワーキングスペースを無料開放し、見学会や講演会を開き、3会場からネットで生中継する予定。
営業時間は9時~20時。利用料は、一時利用(2時間)=500円、2時間~1日=1,000円、月会員=9,800円。