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姫路市香寺のアグリ「香寺かぼちゃ焼酎」発売-特産品として期待

720ミリリットル入りガラス瓶で1200本分が出来上がった。

720ミリリットル入りガラス瓶で1200本分が出来上がった。

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 アグリ香寺(姫路市香寺町田野、TEL 079-278-0947)が5月8日、カボチャを原料とした焼酎「かむさき かぼちゃ焼酎35」を発売した。

満足の仕上がりと自信を見せる黒田さん。

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 アグリ香寺は2011年に香寺町内の9つの営農組合が集まり、経営効率化と地域の農業の継続・振興を目的に発足。昨年度からは香寺町相坂で水田での太陽光発電実験に協力している。

 香寺町は昔から農業が盛んだったが特産物と呼べるような農産物は見当たらず、農業ブランドの確立を目指し「どの家庭でも昔から作っている作物」ということでかぼちゃに着目。600キログラムのえびす南京を使用して焼酎約1200本分を醸造。今回、そのうちの約半分の600本を限定出荷した。残りの半分は醸造を担当した多胡本家酒造場(岡山県津山市)でさらに長期貯蔵し、3年程度寝かせた後に発売を計画しているという。

 ネーミングは播磨風土記で「神前郡(かむさきのこほり)」との記載があることから、旧神崎郡の特徴を表そうと「かむさき」を採用。4月半ばに酒販免許を取得し、5月8日に販売を始めた。既にケース単位での購入者も現れるなど、人気を博している。

 同社社長の黒田覺さんは「もともとのかぼちゃの甘みもあり、癖がなく女性でも飲みやすい仕上がり。アルコール度数は35度とかなり高めのため、お湯割りや水割りなどがおすすめ。酒好きの方にも満足してもらえる仕上がりになったのでは」と自信を見せる。

 同社では昨年9月、かぼちゃハーベスト(感謝祭)でかぼちゃスープの振る舞いやかぼちゃカービングを行うなど、かぼちゃでの地域振興に取り組んでいる。今年もかぼちゃハーベストを予定するなど、かぼちゃでの盛り上がりに期待を込める。

 「かむさき かぼちゃ焼酎35」は720ミリリットル入り1,900円。

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