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来店ポイントたまるスマホアプリ、姫路駅前の2百貨店が相次いで導入

店内のチェックインスポットに近づくと、アプリにポイントが加算された。「山陽百貨店」(姫路市南町)で。2月12日

店内のチェックインスポットに近づくと、アプリにポイントが加算された。「山陽百貨店」(姫路市南町)で。2月12日

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 姫路駅前の百貨店2店がこのほど、利用者が店を訪れるだけでポイントをためることができるスマホ向けアプリ「スマポ」を相次いで導入した。

「スマポ」導入をアピールする関係者ら

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 アプリを導入したのは「山陽百貨店」(姫路市南町)と「ヤマトヤシキ姫路店」(二階町)。アプリの開発と運営は「スポットライト」(東京都渋谷区)で、2011年9月に提供を開始した。現在までのダウンロード数は80万超。首都圏を中心に23都道府県の約700店舗で導入が進んだ。関西では51店舗。姫路市内での本格導入は両百貨店が初となる。利用客がアプリを入れたスマホを持って来店すると、店内のチェックインスポットに置いた専用の機械が発する超音波をスマホのマイクが検知し、アプリに来店ポイントを加算する仕組み。ポイントはアプリ内にためることができ、利用者は点数に応じて好みの特典と交換できる。両店では2月下旬をめどに、それぞれ商品券を交換特典として新たに用意するという。

 姫路駅前では現在、北駅前広場や大手前通りなどで国内最大級とされる公共交通・歩行者の優先空間「トランジットモール」の整備がほぼ完了。今年に入りNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の放送が始まったほか、来春には「平成の大修理」の完成による姫路城のお披露目も近づく。買い物客や観光客の増加が期待できる絶好の機会とあって、郊外型店舗などへ流れた客を呼び戻したい両店の思惑が一致。アプリの同時導入で相乗効果を狙う。

 「スマホ販促元年といわれる2014年、アプリを導入してもらうことで姫路エリアに素地を提供。両店の販促を応援したい」と話すのは、スポットライトの柴田陽社長。「アプリの利用が市街地のリアル店舗を訪れるきっかけになれば。ぜひ買い物の楽しみを再発見していただきたい」と話す。

 アプリは無料で、iPhone版とAndroid版を用意。両店では2月17日~23日、導入記念キャンペーンを展開する。期間中に限りポイントの加算画面にくじ引きを提供することで、当選者に最大1万ポイントを付与。チェックインスポットなどはアプリで確認できる。

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