姫路経済新聞では今月から、姫路城で大詰めを迎える「平成の大修理」の様子を大天守の南西にあたる「三の丸」と同じく東側にあたる「喜斎門跡」の2カ所から撮影する「定点観測」を行うとともに、素屋根(工事用建屋)の解体で次第に姿を現す大天守の姿を毎月最終月曜日、同城周辺の話題と併せて配信していく。
1月19日、4日前の15日に公開を終え閉館した大天守修理見学施設「天空の白鷺(しらさぎ)」には、赤白2色の巨大なクレーンが早くも登場。城内東側「からめて口」の工事基地には、出入りする作業員多数の姿が見られた。
クレーンの土台になるローラーは、基地のすぐ上にあたる「腹切丸」と大天守が立つ「備前丸」にかけての上下三層に設けた「構台」の最上段に置かれている模様。工事を担当するゼネコン「鹿島」のホームページによると、一度に200トンを上げ下ろしできる性能を持つとされる。今後は施設の解体に合わせ、つり上げた鉄骨を工事基地まで下ろす様子が見られそうだ。
次の「定点観測」は2月24日に配信予定。