神姫バス(姫路市西駅前町)が現在、1月5日から始まったNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の主人公で姫路生まれの戦国武将・黒田官兵衛ゆかりの足跡を路線バスで巡ってもらおうと、周遊コースを提案する特設ホームページを公開している。
特設ページを公開したのは、同社が運営する地域情報発信サイト「ニコパポータル」。「黒田官兵衛の足跡をバスで巡ろう! ゆかりの地 周遊コースの巡りカタ」と題し、姫路への観光誘致を官民が共同で取り組むプロジェクト「ひめじ官兵衛プロジェクト推進協議会」の協力を得て立ち上げた。ページでは、姫路城や広峯神社、書写山など市内各地に点在する官兵衛ゆかりのスポット7カ所で9つの周遊コースを提案。観光客が無理なく回れるようにと、一部で電車やタクシーの利用も勧める。
「観光客や市民に姫路の観光資源をアピールしようと開設。ドラマのストーリー展開に合わせ、情報の充実を図っていく」と話すのは、同社ニコパ事業課長の岡田勉さん。今後は、同じく官兵衛ゆかりの都市・福岡で民間が運営するポータルサイト「官兵衛の」と連携することで、両都市相互間でのPRにも力を入れていくという。
ページの開設に合わせ同社では企画乗車券を用意。周遊コースに当たる系統など市内中心部の路線バスが広い範囲で乗り放題になる「ひめじ攻略 官兵衛きっぷ」を12日に発売する。料金は、1日券=大人600円(小人300円)、2日券=900円(同450円)。