「べっちょない」「らっきゃ」「ごうわく」などの播州弁を使った川柳にイラストを添えた「播州弁川柳漫画」の作品展が現在、イーグレ姫路(姫路市本町)で開催されている。主催は播州弁研究会(城北新町)。
同展では、同研究会が作った川柳に姫路在住の漫画家・前田賢一さんが描いたイラストを添えた作品約80点を展示。前田さんの似顔絵コーナー(1,000円)も設けた。今月29日からは、俳句に日本画を添えた俳画約40点の展示も行う。
同研究会の井上四郎会長は「播州弁はよく使われるものからあまり使われないものまで約1,000通りほどある。よく荒っぽいとか言われるがどれも親しみがわきやすく温かい感じがするものばかりなので、姫路の文化を良く知ってもらうためにもぜっぺ(ぜひ)じょーさん(たくさん)の人に見に来てほしい」と話す。
作品について前田さんは「一つの作品に費やす時間は下絵を含めて約30分。川柳は5、7、5とリズムで詠むものなので、イラストを描く時も速さやリズムを意識している」と話す。
会場では、これまでの作品から面白かったものを選んで冊子にした播州弁川柳漫画「なんじゃかんじゃ」(500円)や、播州弁の番付表「播州漫遊録」(300円)の販売も行う。
開催時間は10時~17時。入場無料。今月31日まで。