姫路で4月7日、和装でランチと花見を楽しむイベント「着物でランチ」が開催され、思い思いに装いを凝らし春の一日を過ごす参加者らの姿が見られた。
地元情報誌「ハリーズはりま」(姫路市)が「和服の魅力を再発見してほしい」(同誌編集部)と企画した同イベント。3回目となる今回は「和装で姫路城周辺を行き交う姿を観光客にアピール、城下町らしい雰囲気の演出につなげたい」と和装関連ショップ、姫路城西ノ丸の日本庭園「好古園」にも協力を呼び掛け、開催にこぎ着けたという。
当日は14人が参加。「ステーキ千寿」(千代田町)が同イベント向けに用意した特別ランチを楽しんだ後、好古園など姫路城周辺をそぞろ歩き。五分咲きの桜を背に記念撮影をする姿が見られるなど、イベントは終始和やかムードで行われた。
参加者の吉良晋平さん(高砂市)は、「和服を着るのは初めて。レンタル店で着付けしてもらえるので気軽に参加できる。観光客から声がかかるなど普段味わえない経験ができ楽しい」と話す。
「参加者は美容室や写真スタジオを特典価格で利用できるほか、和服レンタルや着付けサービス、タクシー送迎にも対応。和服のない人や和装に不慣れな人でも気軽に参加できるイベントを目指す」と同誌編集部の中川美幸さん。「着る機会のない訪問着など『たんすの肥やし』を見直すきっかけにしてほしい。男性の参加も歓迎」と呼び掛ける。
次回の開催は4月14日。詳しくは同誌ホームページで確認できる。