姫路にもう一つの巨城「白鳥城」-太陽公園で間もなく公開へ

小高い山の山頂にそびえる「白鳥城」

小高い山の山頂にそびえる「白鳥城」

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 万里の長城や兵馬俑(へいばよう)のレプリカ展示で知られる「太陽公園」(姫路市打越)で4月19日、中世ヨーロッパの古城をモチーフにしたモニュメント「白鳥城」の公開が始まる。

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 太陽公園は、1992年に開設された民間の授産施設で、障害者に働く場を与える目的で作られたもの。同公園内には全長約2キロの万里の長城や約1,000体にも及ぶ兵馬俑、パリの凱旋門、天安門広場など世界中の建造物が福祉施設を囲むように立ち並ぶ。

 白鳥城は、ディズニーランドの「眠れる森の美女の城」のモデルにもなったドイツの古城をモチーフに約3年をかけて建設。小高い山の頂上にある城まではモノレールで移動する。城の内部は地元で活躍する画家や障害者が描いた絵画約60点を飾るほか、障害者の作業場などとして提供する。最上階には「王座の間」があり、赤じゅうたんを敷きつめた室内の壁には太陽の光が世界を照らしている壁画が描かれている。

 山のふもとには、土産物や名産品を販売するコーナーや最大600人まで収容可能な大型レストランも用意。同施設の黒田賢一郎室長は「城内やレストランなどはすべてバリアフリーになっていて障害者への配慮も万全」と話す。白鳥城の敷地面積は17,515平方メートル。高さ45メートル、幅26.8メートル、奥行88.8メートルですべてが姫路城より大きい。

 現在は4月19日の一般公開に向けて最後の工事が進められている。営業時間は9時~17時。

 入場料は、大人=1300円、小人=600円。

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