「伝説をつくりたい」と、姫路駅前の路上を拠点に1万人分の似顔絵制作を目指す姫路のイラストレーター、ブドウちゃん(姫路市保城)の似顔絵が5千点に到達。到達記念作品展が中井三成堂画廊(姫路市二階町)で開かれている。5日まで。
2008年8月から現在までの「似顔絵伝説」作品を展示、ブドウちゃんの活動を振り返る同展。記念展としては、2010年1月の「2000人展」と2011年2月の「3333人展」に続き3度目の開催。今回の展示には、「3333人展」以来制作の似顔絵約1千700点が新たに加わる。
「似顔絵の性別や年齢層、国籍はさまざま。題材は人間のほか、ペットの犬や猫、鑑賞魚も」と、ブドウちゃん。「紙以外の素材に描画を依頼する人もある。変わったところでは卵の殻、最近では和太鼓の皮面への依頼が」と話す。
会場には、名刺サイズに縮小複製された似顔絵約5千点のほか、来場者がブドウちゃんの似顔絵を制作し「ブドウちゃん気分」を体感できるスペース「ブドウちゃん体験コーナー」も設置。同コーナーで制作の作品は、同展終了まで会場に展示する。
「5千人到達は『伝説』への折り返し点。1万人の達成時には、あっと驚いてもらえる記念展を開きたい」と、ブドウちゃん。展示作品を背に「respect(リスペクト)!」と、おなじみの決めぜりふで意気込みを見せた。
同展の開催時間は11時~18時。最終日は15時まで。観覧無料。