地元食材を使った新商品を発表する食の展示会「第6回 味覚の展示場」が1月28日・29日、灘菊酒造(姫路市手柄1)で開催された。
「地の者が地のモノを地の人に届ける」をテーマに地元素材100%の商品開発を目指しし、地域活性化や後継者育成につなげようと、酒造メーカーや農家など企業ではなく家業として食に携わる人たちでつくる団体「食・地の座」が企画した同イベント。毎月会議を行いながら互いに協力し合い、一年かけて新商品を開発する。今回で6回目。
当日は、豆腐店やみそ店、和菓子店など36店が出店。2日間で約8000人の来場者が訪れ、地元の味を楽しんだ
新商品は、38種類の米を使用した米焼酎や甘酒、ヨモギ入りすくい豆腐、酒米の米粉で作ったロールケーキやお好み焼き、ショウガ笹餅、カキとレンコンのタルティーヌ、生のもちむぎ麺を使用した「姫路塩ラーメン」のほか、現在ブランド化が進められている「姫路ショウガ」を使った新商品も数多く登場した。
「毎年来場者が増えており、イベントが定着してきたことを実感している」と同イベント実行委員長の小野康裕さん。「今後も地のもの100%を目指しながら、播磨のフードツーリズムとして盛り上げていきたい」とも。