姫路駅前の古書店「書肆(しょし)風羅堂」(姫路市亀井町)で12月10日、自主制作映画上映会「シネマ窟(くつ)」が開かれた。
「新しい映画との出会い」をテーマに自主制作映画の作品を上映する同イベント。姫路の映画館で上映されていない商業映画の上映会を定期的に開いている「姫路シネマクラブ」が、新たな試みとして企画した。
2回目となる今回は、毎月大阪のギャラリー「ART HOUSE」(大阪市北堀江)でアートアニメーション上映会を開いている映像制作団体「PEAS」を招き、同団体スタッフらが制作する作品を中心に上映した。
当日は、PEAS代表・植村泰之さんの「ポメス」(1分43秒)や橋本誠史さんの「ペロンチョ」(2分42秒)、植田翔太さんの「scope」(2分14秒)、中村古都子さんの「お留守番」(6分19秒)など、PEASがセレクトした短編アートアニメーション作品17本を2部構成で上映した。
上映会終了後は、制作者をゲストに招きトークライブも開催。アニメーション映画制作を始めたきっかけや作品に対する思いを紹介したほか、ワークショップや上映会などPEASの活動も紹介した。
「アニメーションは意外と簡単に作れる状況になっている」と植村さん。「デジカメやスマートフォンなど身近にあるツールでも制作できるので、一人でも多くの人にアニメーションを作ってもらい、アニメーションの裾野が拡がれば」とも。