一般公募の参加者が甲冑(かっちゅう)姿で姫路城内を練り歩くイベント「姫路城内甲冑行列」が10月30日、行われた。
秋の行楽シーズンに向けて姫路の観光を盛り上げようと、10月29日から11月6日まで開催される観光PRイベント「姫路観光ウィーク」の一環として企画された同イベント。主催する姫路観光コンベンションビューローの香月義之さんは「6月から開始した公募では、全国から約50人の希望者が集まった」と話す。
当日は、朝から時折小雨が降るなど一日中不安定な天候が続き、キャンセルする参加者もあったが、イベントは決行。大阪や神戸からの参加者を含む21人が、姫路城三の丸広場や城内を練り歩き、観光客との記念撮影に応じながら、甲冑行列を楽しんだ。
イベントは11時から約1時間半行われ、見物客が見守る中、大手門で足軽門番との掛け合いや忍者との殺陣、菱の門に待ち構えていた殿様への口上なども披露した。
「マイ甲冑」を用意して初参加した中学生は「わらじを履いて歩くのが大変だったが、当時の人たちの様子が実感できて良かった。今後も続けたいので『姫路城甲冑隊』への入隊も考えている」と話していた。