イーグレひめじ(姫路市本町)の「あいめっせホール」で9月11日、「播州弁フォーラム」が開催された。
姫路のまちづくり活動に取り組むNPO法人「コムサロン21」(下寺町)の20周年特別記念イベントとして開かれた同イベント。播州弁研究会会長の井上四郎さん(86)と井上さんと共に「播州弁川柳漫画」を手掛ける姫路の漫画家・前田賢一さんが登壇し、播州弁や漫画の魅力について語った。
当日は、前田さんが「文章にイラストを添えることで気持ちがより伝わる」など漫画を描くことの楽しさや、似顔絵を描く時のポイントなどを紹介。井上さんは、スマトラ島(インドネシア)での戦争体験などを交えながら播州弁と共に歩んだ人生を振り返った。その後、「人生を楽しく元気に生きるコツは、大声で話し、笑い、歌うこと」とし、得意のカラオケや「かっぽれ」、社交ダンス、マジックを披露。知る人ぞ知るユーモアあふれる「井上ワールド」で会場を盛り上げた。
さらに、参加者から播州弁を募り即興で播州弁川柳漫画も創作。「健康法 なんじゃかんじゃで 疲れはて」「おっとろし パンダの食事 1万円」など、前田さんのイラストを添えた5作品を紹介した。
講演に参加した男性は「井上さんのパワーに圧倒された。私も井上さんのように元気に長生きしたい」と話していた。