目の錯覚を利用したトリックアートの企画展が現在、姫路科学館(姫路市青山、TEL 079-267-3001)と白鳥城(打越、TEL 079-267-8800)の2カ所で開催されている。
姫路科学館のトリックアート展は、「那須とりっくあーとぴあ」(栃木県那須郡那須町)の作家らが手掛けた作品を展示する。会場には、見る角度に合わせて絵が動く「揺れる街並」や「巨大フランケンの口」など遠近法や陰影法を利用した作品24点が並ぶ。担当の吉岡克己さんは「作品は全て手描きのものばかり。見るだけでなく、触ったりその中に入って写真撮影したりすることでより作品を楽しむことができる」と話す。
トリックアート作家・服部正志さんが手掛けた作品を展示する白鳥城のトリックアート展「服部正志のトリックアート美術館in白鳥城」は、施設内の4階~6階を会場とし「砂漠の無重力」や「無限階段」など服部さんがCGで描いた作品約50点を展示する。広報担当の松岡さんは「展示する作品はすべて服部先生の新作で、今後も毎月1作品以上追加していく予定」と話す。
姫路科学館の開催時間は9時30分~17時。料金は、大人=200円、小中高生=100円。火曜休館。今月16日まで。白鳥城の開催時間は9時~17時。料金は、大人(高校生以上)=1,300円。小人(小、中学生)=600円。開催期間は約1年を予定。