食べる 学ぶ・知る

姫路のラーメン店が復興支援メニュー、売り上げの10%を義援金に

三陸産ワカメと岩手県産のウメを使用した「梅わかめらぁめん」

三陸産ワカメと岩手県産のウメを使用した「梅わかめらぁめん」

  •  

 姫路おでんラーメンやレモンラーメン、たこ焼きラーメンなど風変わりなメニューを提供する姫路のラーメン店「らぁめん結侑輝(ゆうき)」(姫路市下手野、TEL 079-295-1157)が4月29日、東日本大震災に向けた復興支援メニューの提供を始めた。

 陸前高田市出身で「震災が起こってからはショックで毎日泣きながら店に立っていた」という店主の妻の室優子さんが、盛岡の地域SNS「もりおネット」で被害に遭う前の高田松原(陸前高田市)の写真を見つけたのがきっかけ。写真を店に飾り支援活動に取り組もうと決めた優子さんは、SNSを通じて撮影した人に連絡し、同写真を「自分の救援物資」としてもらい受け、店に飾った。現在店内には、高田松原の海岸や松林の風景写真を9点展示している。

[広告]

 優子さんは「幸い親は無事だったが、家は流され自分が遊んだ故郷が消えてしまったことをテレビや雑誌で確認しながら絶望していたが、被害に遭う前の高田松原の写真を見た時に元気になり、『またこんな景色を見られるように』と前向きな気持ちになれたので、店に飾って東北の魅力を発信しながら支援活動を続けようと決めた」と振り返る。

 同店が行う支援活動は、同店が提供する三陸産ワカメを使用したラーメンと東北麺を使ったみそラーメンの売り上げの10%を義援金として寄付するもの。集まった義援金は岩手県災害献金募集委員会と「希望の灯り」(神戸市)に送られる。

 対象となるメニューは、「わかめらぁめん」「四川風わかめらぁめん」(以上630円)、岩手県産の梅を使用した「梅わかめらぁめん」(682円)とみそラーメン(693円)の4品。三陸産ワカメを使用したラーメンは在庫が無くなり次第終了する。

 「今後も少しずつ写真を増やしていく。大船渡の写真も飾る予定」と優子さん。「風景写真や食材を通じて東北の魅力を感じてもらえれば」と期待を寄せる。

 営業時間は11時~15時(月曜のみ14時まで)、18時~翌3時。