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卸売市場をもっと身近に-姫路市中央卸売市場で「市場市民感謝デー」

塩干卸売店でスタッフのアドバイスを受けながら買い物を楽しむ家族連れ

塩干卸売店でスタッフのアドバイスを受けながら買い物を楽しむ家族連れ

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 姫路市中央卸売市場(姫路市延末、TEL 079-221-6012)で3月26日、「市場市民感謝デー」が開かれ家族連れの買い物客らでにぎわった。

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 感謝デーは、一般になじみのない卸売市場の仕組みや取り扱う商品について理解を深めようと同市場が企画したもの。普段は「小売りお断り」の仲卸店舗が一般開放され、誰でも自由に買い物を楽しめるとあり、昨年冬の感謝デー「市場まつり 2010」には約3万5,000人が訪れるなど、同市場人気の催しとなっている。

 この日も9時の開場と同時に買い物客が一斉に訪れ、各店頭にあふれる商品をあれこれと品定め。中には抱えきれないほど商品を買い込み、店舗備え付けの荷車を借りる人も。姫路産野菜「姫そだち」やリンゴの無料配布には長い列ができるなど、場内は終始にぎわいを見せた。家族3人で買い物に訪れた姫路市の三木紗世さんは「『前の海』(播磨灘)で今が旬の新子(しんこ、イカナゴの幼魚)が安かった。釜揚げやくぎ煮にして味わいたい」とほほ笑む。

 当日は、場内に東日本大震災への義援金箱も設置。「被災地から入荷する商品が少なくなっている。中には連絡の取れない取引先もあり心配」と話す同市場関係者も。集まった義援金に感謝デーの売り上げの一部を加え、被災地へ送る予定だという。

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