押してもらわないと進めないリヤカーの旅-姫路の男性2人が挑戦

リヤカーの旅にチャレンジした山崎さん(写真=左)と榎本さん(写真=右)

リヤカーの旅にチャレンジした山崎さん(写真=左)と榎本さん(写真=右)

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 「子連れ狼」の大五郎に扮(ふん)してリヤカーに乗り込み、生野銀山と姫路を結ぶ約50キロの「銀の馬車道」を100%人の手を借りながらゴールを目指す男性2人が1月5日、姫路港に到着した。

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 同イベントは、「生涯学習サポート兵庫」(姫路市)の理事長・山崎清治さん(38)と指導局長の榎本英樹さん(40)がアラフォーチャレンジ第2弾として企画したもの。2人は昨年、銀の馬車道を三輪車で縦断。今年はもっと人に頼って素直に「ありがとう」を言うチャンスを作ろうと、自分たちは一切手を出さず誰かにリヤカーを押してもらって縦断を達成する他力本願の旅にチャレンジした。

 「だれかおして下さい!」と書いたメッセージボードを掲げてリヤカーに乗り込んだ2人は、1月3日に生野マインホール(朝来市)を出発。ブログやツイッターで助けを求めながらゴールを目指し、5日17時30分ごろゴールの姫路港に着いた。榎本さんは「途中押してくれる人が現れず2時間ほど待ち続けたこともあったが無事ゴールできた。今回の旅を通じて普段どれだけ素直にありがとうを言っていないかということに気付かされた」と振り返る。

 「自分からは何もできないという状況がとても辛かったが、協力してくれた人に心からありがとうが言えた」と山崎さん。「来年はまた違った形でチャレンジしたい」とも。

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