日本玩具博物館(姫路市香寺町)で現在、世界各国のクリスマスツリーやサンタの人形を集めた特別展「世界クリスマス紀行」が開催されている。
今回で26回目となる同展。会場では、世界50カ国のクリスマス飾りをヨーロッパ、アメリカ、アジア、アフリカと地域ごとに分けて展示。鬼を従えてやってくるサンタや羽の生えたサンタ、片手に棒を持ち、悪い子にお仕置きをするという「なまはげ」ようなサンタなど、民族色豊かなサンタクロースや飾りなど約1,000点が並ぶ。そのほか、背景や祝い方の違いなどが分かる、クリスマスに関係する各国の絵本も展示している。
同館学芸員の尾崎織女さんは「毎年切り口を変えながら世界のクリスマスを紹介している。どの国も贈り物を届けるという文化は同じだが、運ぶ人がSt.ニコラウスという聖人だったり、3人の博士や妖精だったりと国によって違う。世界各国のクリスマスの違いなどを発見しながら楽しんでもらえれば」と話す。
開館時間は10時~17時。入場料は大人=500円、高・大学生=400円、4歳以上=200円。水曜定休。1月18日まで。