
そば店「山形の肉そば 福姫」が9月21日、姫路市野里にオープンした。
店舗面積は約25坪。席数はテーブル席32席。店内は白色とナチュラルカラーを基調にシンプルな空間を演出する。
店主の李欣(リ・シン)さんは結婚を機に中国から日本に移住し20年の経歴を持つ。日本生活の中で「そばを食べる」日常文化に興味を持ち、「引っ越しそば」「年越しそば」など日本独自の慣習にも魅力を感じたという。出店のきっかけは、山形県の郷土料理「冷やし肉そば」を知ったことから。「気軽に味わえて少し特別感のあるそばを提供したい」と李さん。
そばは自家製で、山形県産そば粉を使う。だし汁は、化学調味料を使わず、素材のうまみを生かした合わせだしという。肉は、しっかりとしたかみ応えと甘みが特徴という姫路の「ひね鳥」を使う。
メニューは、主力の「肉そば」「ざるそば」(以上880円)をはじめ、「とろろそば」(1,100円)、「げそ天とろろそば」(1,200円)、「げそ天ざるそば」(1,540円)など。麺は、中華麺やうどんへの変更にも対応する。サイドメニューは、「とろろご飯」「炊き込みご飯」(以上450円)、「げそ天」(660円)、「ポテト」(330円)など。ドリンクは、「ビール」(中瓶=660円)、「ソフトドリンク」(380円)などを用意する。
李さんは「そばを食べたいと思った時に『福姫』を思い出してもらえるような店にしたい。年末には自家製のそばを販売する予定」と話す。
営業時間は、11時~15時、17時~20時30分。木曜定休。