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姫路の丸五商会が焼き菓子専門店「ブリスコ」 本社1階で製造販売も

ブリオッシュスコーン「ブリスコ(BriScone)」

ブリオッシュスコーン「ブリスコ(BriScone)」

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 厨房(ちゅうぼう)機器販売を手がける「丸五商会」(姫路市飾磨区野田町、TEL 070-9269-1818)が7月18日、焼き菓子専門店「BriScone(ブリスコ)工場直売店」を本社1階にオープンした。

店舗外観

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 1975(昭和50)年に箸の卸として創業した同社。現在は厨房機器や設備の販売・施工・メンテナンス事業を主に展開している。2022年からは、本社1階にテストキッチンとゴーストキッチンを設置し、飲食店のメニュー開発や運営支援に取り組んでいる。

 「BriScone」は、同社が製造から販売までを手がける洋菓子の新ブランド。ブリオッシュのような風味と、スコーンの形状をかけ合わせた焼き菓子「ブリオッシュスコーン」を販売するテイクアウト専門店で、製造拠点も兼ねる。

 商品開発のきっかけは、同社社長の瀬尾直弥さんが約3年前、冷凍食品を扱う新規店舗を支援する中で、旧知の飲食関係者と再会したことだったという。試作はテストキッチンで行い、商品化にこぎ着けた。

 菓子の製造工程では、湿度や温度の細かな調整が可能というドイツ製スチームコンベクションオーブンを導入。独特のしっとりとした食感とバターの風味が特徴の菓子作りに活用している。

 商品は、「butterグレーズド」(280円)、「アーモンドbutter」「ブルーベリー&クリームチーズ」「クッキークリーム」「抹茶ショコラ」(以上330円)、「京モンブラン」(460円)、秋田県産米粉を使った「米粉チョコチップ」(360円)など。いずれも国産小麦やフランス産クリームチーズ、バターを使う。

 全商品に対応するホイップクリーム(50円増し)も用意。ホイップは非常に柔らかく、その場で食べることを前提とした「賞味期限5分」の仕様で提供する。

 瀬尾さんは「設立50周年の節目に、これまでの飲食支援の知見を生かした製造業への挑戦として取り組む。今後は直営店をモデルケースに、フランチャイズ展開も視野に入れている」と意気込む。

 営業時間は10時~17時。月曜・火曜定休。

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