食べる 買う

姫路のクラフトビール店「コガネ」3周年 麦芽活用の新たな取り組みも

店舗外観

店舗外観

  • 3

  •  

 クラフトビール専門店「KOGANE(コガネ)」(姫路市西二階町、TEL 079-280-5910)が2月23日、オープン3周年を迎えた。

醸造所

[広告]

 JR姫路駅と姫路城の中間地点に位置する同店。建物設計事業と並行してコワーキングスペース「mocco」を運営するなど、空き店舗活用や街の活性化に取り組む1級建築士の梶原伸介さんが店主を務める。店名は「人々の人生を黄金色に輝かせたい」との思いを込め名付けたという。

 梶原さんは2018(平成30)年、姫路市の依頼を受け「大手前通りを歩いて楽しい道にするプロジェクト」に参画。都市計画の専門家と2019年11月から1カ月間、歩道で飲食店を営業する社会実験を行った。その際、多くの人が滞在する様子を見たのをきっかけに、沿道の空きテナントを活用した店舗運営を決意。クラフトビールを提供するビアバーを出店した。

 梶原さんは2023年9月からビールの自社醸造を始め、地元である林田川の伏流水を使ったIPA、ペールエール、ヴァイツェン、スタウトなどを製造。店内では、常時9種類のクラフトビール(720円~)を提供する。

 ヤヱガキ酒造(林田町六九谷)の水で仕込んだオリジナルビール「10/1(テンパーワン)」(300ミリリットル=770円)は、カラフルな瓶のデザインが特徴で、姫路土産として利用されることも多いという。同商品は1本購入につき10円が姫路のまちづくりに還元される。

 昨年7月からはホットドッグ(880円~)をメインとしたランチ営業も始めた。ビール以外にもコーヒーやコーラをセットにしたメニュー(1,100円)を用意する。

 今後は、ビール製造時に発生する麦芽の搾りかすを活用した商品開発に取り組む予定という。梶原さんは「持続可能な取り組みとして、バンズやグラノーラ、スイーツなどの商品開発を進めていきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は11時~21時。月曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース