「第74回 お夏清十郎まつり」が8月9日、姫路城の北東に位置する慶雲寺(姫路市野里慶雲寺前町)と野里商店街で開かれる。主催は「お夏・清十郎顕彰会」「お夏清十郎まつり実行委員会」。
身分を越えて愛し合った男女の悲恋を描き浄瑠璃などで知られる「お夏清十郎」は、姫路で実際に起こった事件を題材にしたといわれる。当日は、人形浄瑠璃や県立姫路東高校生らによる「お夏清十郎紙芝居」に続き、2人を弔った比翼塚で供養祭を執り行う。
野里商店街では、姫路市消防音楽隊によるパレードや城乾中学校吹奏楽部などが出演するステージイベントを開く。
実行委員の荻多典子さんは「江戸時代から伝わる悲恋物語の供養祭に触れ、町家が残る商店街に歴史と伝統を感じてほしい。出店もあるのでゆっくり遊びに来てもらいたい」と呼びかける。
15時開始。雨天中止、小雨決行。