「兵庫県消防操法大会」が7月28日、三木の県防災センターで開かれ、網干消防団旭陽分団がポンプ車操法の部で優勝した。姫路市内の消防団が同大会で優勝するのは初めて。
コロナ禍を経て5年ぶりに開催された同大会は、消防団の士気を高め、技術力向上を目指し、地域住民の安全・安心に貢献することを目的としている。消防団員は、消火・放水の技術や所作の迅速さ・正確さなどを競い合う。
ポンプ車操法の部には、加古川市、赤穂市、南あわじ市、多可町など計7市町が出場。消防団員5人1組で、水槽から給水後、長さ20メートルのホース3本を素早くつなぎ、2つの火元に向かって放水する。火点を落とすまでの時間や動作・号令の正確性・安全性などを競う。
同消防分団は、20代から30代の若手を中心に40人で構成され、週3回、仕事後などに集まり訓練を積み重ねてきた。
団長の小西泰博さんは「2大会連続で準優勝だったので、今回の優勝は大変うれしい。日頃から地域住民の安全に貢献している団員の家族や周りのサポートにも感謝したい」と喜ぶ。