呉服店「うめおか」(姫路市北条口)は、成人の日である1月8日、アクリエひめじ(同市神屋町)で開催される「はたちの集い」で、晴れ着の着崩れを直す「着崩れお直し隊」としてボランティア活動を行う。
同店は、会場で慣れない着物で体が締め付けられて体調不良になったり、着崩れに不安を持つ若者が少なくないという話を聞き、二十歳を迎える人たちに「初めて着る着物体験が嫌な思い出にならないように」との思いから、同店スタッフが会場を巡回し、着崩れを無料で手直しする。
同店は昨年の「姫路ゆかた祭り」でも、浴衣の着崩れを気にして祭りが楽しめなかったり、浴衣を着て出かけるのが億劫になったりする声が寄せられ、浴衣の着崩れを手直しするサービスを行った。その際、来場者から「大変喜んでもらえたことが今回のボランティア活動の後押しになった」と、専務取締役の梅岡勇哉さん。
「晴れ着の着崩れが気になって、大切な日を楽しめなくなってしまうのは、とても残念なこと。当日は腕章を付けて会場内を巡回しているので困ったら気軽に声をかけてほしい」とも。