アパレルショップ「EMON(エモン」(姫路市竹田町、TEL 079-228-2279)が12月2日、オープンした。
店主の豊島昭年さんは、アパレル業界で27年の勤務経験を持つ。当時から「自分ならではのデザインや機能性などのブランドイメージを描いていた」という。昨年4月ごろからブランド立ち上げの準備を進め、開業にこぎ着けた。店名とブランド名の「EMON」には「衣紋(えもん)掛け」と関西弁の「ええもん(良い物)」という意味を込めたという。
商品は、ミリタリーウエア、ワークウエアなどのデザインから着想を得た「機能性」「着心地」「丁寧さ」を意識しているという。豊島さんは「古き良き時代のワークブランドのイメージを継承しつつ、当時の服を再現するのではなく、新たに機能性や日常使いに重点を置いている」と話す。ジャケット、セーター、パンツなど常時30着程度を用意する。サイズ展開は1~5の数で表記し、男女共に着られるXS~XXL程度。
店舗は古民家を再生した。豊島さんは「築年数は大家さんに尋ねても150年以上としか分からない」と笑う。店舗面積は約8坪。
豊島さんは「歴史あるものが好きなので、姫路城が見える場所に店を持てたことはうれしい」と話し、「町家が残るこの地域を盛り上げていきたい」と意気込む。
営業時間は12時~18時。月曜~水曜定休。駐車場あり。