食べる 買う

「靴のヒラキ 姫路店」が「靴とお菓子の店」に 子連れ客を狙う

子どもが商品を手に取りやすい高さの駄菓子の陳列棚

子どもが商品を手に取りやすい高さの駄菓子の陳列棚

  • 96

  •  

 「靴のヒラキ 姫路店」(姫路市飾東町庄字宮ノ浦、TEL 079-280-4192)が8月11日、「靴とお菓子の店ヒラキ 姫路店」としてリニューアルオープンした。

2階の靴売り場

[広告]

 同店は、ファミリー層をターゲットとした「安くて品質の良い靴」をモットーに、ディスカウント店舗、卸販売など兵庫県を中心に16店舗展開している靴のヒラキ(神戸市)の新業態。

 これまでメインの靴のほか、衣料品、日用品、食品などを幅広く取り扱っていたが、近隣には大型のスーパーや衣料品店、家電量販店、ホームセンターなどの専門性の高い店舗が存在し、店の特徴が際立っていなかった。

 昨年11月、本店(神戸市西区)に「おかし館」のコーナーを導入したことで、子連れ客が増加し、靴や衣料品の売り上げが向上する相乗効果が現れたため、姫路店も同様のリニューアルを決めた。同店の担当者によれば、靴は購入頻度が低いため、より頻繁な来店が期待できる、子ども向けのお菓子を取り入れることにしたという。

 店舗面積約151坪の1階フロアに「おかし館」「ら~めん館」「飲料館」の3エリアを配置。子連れ客がストレスなく買い物ができるように通路を広く確保し、ベビーカーや幼児用の車両を使った親子連れもスムーズに移動できる環境を整えた。

 「おかし館」には、「今、話題のお菓子」「兵庫県メーカーのお菓子」「メガサイズのお菓子」「ビールに合うお菓子」「昔懐かしい駄菓子」などエリア別に菓子を取りそろえる。

 駄菓子の陳列棚は子どもが商品を手に取りやすい高さ(45センチ)に調整し、親と子どもが一緒に商品を選ぶことができるように工夫した。市内から親子で来店していた松本優美子さんは「今日のお菓子は300円までと決めている。子どもが自分で計算しながら好きなお菓子を選んで買い物を楽しんでいる」と笑顔を見せる。

 「ら~めん館」では、日本中から集めた袋麺やカップ麺、各地域でしか味わえない限定ラーメンなど、多彩な種類のラーメンを取りそろえる。「飲料館」は、水や酒類などのまとめ買い需要に対応した商品をそろえる。

 2階のフロアには婦人靴や子ども靴、ビジネスシューズなどの靴を中心に衣料品や生活雑貨などを取りそろえる。

 店舗販売部主任の古西洋哉さんは「リニューアルオープンしてから順調に子連れのお客さまが増えている。アミューズメント的なにぎわいを楽しんでもらえる店舗となった。遠方からも足を運んでほしい」と呼びかける。

 営業時間は10時~20時。駐車場有り。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース