兵庫県立歴史博物館(姫路市本町、TEL 079-288-9011)で「海洋堂と博物館-フィギュア・ジオラマ・日本文化-」展が7月15日、始まる。
同館開館40周年記念と姫路城世界遺産登録30周年を記念した特別展。同館が所蔵する歴史資料と並べて対比する形で、海洋堂のフィギュア作品を展示する。
海洋堂は1999(平成11)年、「チョコエッグ」のおまけ動物フィギュアによって食玩ブームを起こした、日本を代表するフィギュアメーカー。
展示は4部構成。第1部では海洋堂の創成期から同社の歩みを物語る作品を最新の作品まで一挙公開する。
第2部では同社の作品に見られる日本文化への志向を、妖怪、仏像、自在置物、郷土玩具、浮世絵、伝統文化のジャンルに分けて紹介する。
第3部は「海洋堂と博物館」と題し、同社の事業に見られる「博物館」への志向を、同社フィギュアミュージアム黒壁のジオラマと、博物館限定のミュージアムグッズなどを通じて紹介。そこから「博物館とは何か」について考察を加える。
第4部では「海洋堂からの挑戦状・ふたたび」と題したクイズコーナーも用意する。
ロビーにはフィギュア「新横浜ありな」の特大版のフォトスポットも設ける。
初日はトークイベント「海洋堂と博物館」を同館地下講堂で受付。定員は先着100人。
開館時間は10時~17時。月曜休館。料金は大人=1,000円、大学生=700円、70歳以上=500円、障がい者一般=250円、同大学生=150円、高校生以下無料。7月15日~17日は「ひょうごプレミアム芸術デー」のため無料。9月3日まで。