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姫路・書写山圓教寺でチームラボ展 歴史と最新が融合

作品「質量のない巨大太陽」

作品「質量のない巨大太陽」

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 チームラボのアート展示「圓教(えんきょう)寺 認知上の存在」が、4月29日から姫路市書写にある国指定重要文化財の「書写山圓教寺」内の「食堂(じきどう)」で開催される。

書寫山圓教寺 食堂(じきどう)

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 同建物はかつて、僧侶たちの学問や生活をする場所であったことから、「食堂」という名称がついた。

 チームラボは、2001(平成13)年に活動を始めたデジタルアート集団で、アートを通じて「自分」と「世界」との関係や新たな「認識」について探求を続けているという。今回の展示では、建物1階の全長約38メートルの奥深い空間で作品を展開する。

 「存在とは何か」というコンセプトの下、人々の認知上にのみ存在する現象を問いかける2つの作品を展示する。一つは「我々の中にある巨大火花」で、中心から放射状に細い光の線が無数に広がり、球体を形成する作品。球体に触れると反応が起こるが、物理的な境界がないために手が球体の中に入り込んでいくという不思議な体験を誘発するという。もう一つは「質量のない巨大太陽」で、物質的な境界線が存在しないが、光の塊が鑑賞者の目の前に現れる作品。球体と身体の境界認識のあいまいさが体験できる点も特徴となっている。

 チームラボの担当者は「チームラボの作品空間に浸ると、世界は私たちの外に独立してあるのではなく、私たちとつながっていることが感じられる。『生命』『存在』をめぐる思索の旅を体験してほしい」と話す。

 開催時間は10時~15時45分(最終入場は15時30分)。観覧料は一般=500円、高校・大学生=200円、小中学生=100円、未就学児無料。会期中無休(天候により中止になる場合がある)。12月3日まで。

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