桜山公園(姫路市太市中)で4月22日、「太市 たけのこ祭り」が開催される。主催は太市連合自治会。
同地区特産のタケノコを一般消費者に広く認知してもらう目的で開催する毎年恒例のイベント。新型コロナウイルス感染症の影響で過去3年は中止となっており、2019年以来4年ぶりの開催となる。今回は「生涯現役をめざして、誰もが太陽のように輝く、人と地域にやさしい祭り」というテーマで実施する。
「太市のタケノコ」は、白くてアクが少なく、適度な歯応えとまろやかな甘みが特徴。同地区はタケノコ栽培に必要な栄養素を豊富に含んだ土壌が形成されているといわれている。書物によればタケノコ栽培の歴史は古く、江戸時代後期の嘉永年間(1848~1854年)に太市村中(現姫路市太市中地区)の親竹としてモウソウチクを移植したのが始まりという。
たけのこ祭りでは、「タケノコご飯」「タケノコのちらしずし」「タケノコの天ぷら」「タケノコ焼きそば」や地元産の食材を使った加工品や特産品のほか、パンや小物、線香などを販売。ステージでは地元バンドやウインドアンサンブルによる演奏やフラダンスショーを行う。
同連合自治会会長の大塚健洋さんは「世代を問わず、地域の特産物であるタケノコを結集点として一体になり、地域を盛り上げようと頑張っている。ぜひ多くの人に来場してほしい」と呼びかける。
開催時間は11時~14時。小雨決行。