世界文化遺産・国宝姫路城の「菱(ひし)の門」前に恒例の「ジャンボ門松」2基が12月26日、お目見えした。
門松の大きさは、直径1メートル、高さ5メートル。1993(平成5)年、世界遺産登録に合わせて、新年を豪華な気持ちで迎えてもらおうと毎年飾り、今年で30年目となる。
地元の造園業者らが9時から門松の土台になる土を盛り、竹や梅、紅白の葉ボタン、南天、クマザサなど縁起物を手際よく組み合わせて完成した。同城に訪れた観光客は一足早く新春の雰囲気を味わう様子が見られた。
門松の設置作業を見ていた姫路市内の足立良蔵さんは「『笑う門には福来たる』で、門松を見ると気持ちが引き締まる。うちも新年に向けた準備を始めないと」と笑顔を見せた。
設置は1月16日正午まで。
姫路城は12月29日・30日は休城する。31日以降の開城時間は通常通り9時~17時(入城は16時まで)。1月1日から1月3日は8時30分開城で、入城者先着500人に、姫路市のイメージキャラクター「しろまるひめ」のフェースタオルを配布する。