世界遺産 国宝姫路城の千姫にちなんだコンセプトルーム「#センヒメキブン」体験イベントが8月1日、期間限定で始まる。
姫路城西の丸に位置する百間廊下の一角にある「ヌの櫓(やぐら)」を会場とする同イベント。江戸時代に姫路城で暮らした「千姫」と、その住まいであったとされる「武蔵野御殿」をモチーフに、現代的なアレンジを加えた体験型展示を行う。
光の演出と和の調度品によるフォトジェニックな撮影ブースのほか、千姫が描かれた絵図を基に復元した衣装をバーチャルで試着できる体験型アトラクションなどを用意し、来場者は気軽に千姫気分を味わえる。撮影ブースは丸窓、違い棚、ふすま絵などを備える。「千姫姿絵」(弘経寺所蔵)の絵画などから、時代考証に基づいて再現した千姫の復元着物も展示する。
担当者は「徳川家の娘として生まれ、激動する時代に翻弄(ほんろう)されながら必死に生き抜いた千姫。彼女が姫路城で過ごした約10年間は、人生で最も幸せな時だったといわれている。夏休みの思い出づくりとしても楽しんでほしい」と呼びかける。
開催時間は9時15分~17時15分。体験料金は500円。別途姫路城入城料が必要。時間貸し切り制で、特設サイトで「日時指定WEB整理券」を取得する必要がる。推奨参加人数は1組5人以内。8月31日まで。