姫路セントラルパーク（姫路市豊富町神谷、TEL 079-264-1611）の新しいジェットコースター「ヴィーナスGP」が7月16日、営業を始めた。

オープニングセレモニーのテープカット

　スペースワールド（福岡県北九州市）で、2017（平成29）年の閉園まで人気を博した同コースター。姫路セントラルパーク（通称＝姫セン）に移設され、4年ぶりに再始動した。姫センはサファリパーク、遊園地、アクエリア（夏季＝プール、冬季＝アイススケート）の複合施設。「日本一心の距離が遠いサファリパーク」「STOP過小評価」などユニークなCMでも知られる。

　同コースターの設計はドイツのアントン・シュワルツコフが手がけた。最高部約36メートルまでゆっくり登り終えるとエア・ポケットと呼ばれる最下部まで一気に高速ドロップ。上昇に移り、ひねりながらのドロップから垂直ループへ突入。上下左右さまざまな高速ひねりが待ち構える。体にかかる負荷は、「国内最大級となる5.2G」だという。

　同日、清元秀泰姫路市長を招いたテープカットの後、箕面自由学園ゴールデンベアーズ（吹奏楽部・チアリーダー部）の演技の中、ファーストライドが行われた。ファーストライドに搭乗した、福岡県から来た村松利々門さんは「『スペースワールド』で大好きだったジェットコースター『ヴィーナスGP』を追いかけてきた。オープニングセレモニーに参加できて良かった」と話していた。

　国内全コ－スターを制覇し、世界471種類に乗ったマニアで、名古屋・大須でジェットコースターグッズ専門店を営むジェットコースター男さんと店の常連客グループも、営業開始に合わせ来園。口々に「ヴィーナスGP」の魅力を語り、記念撮影やライドを楽しんでいる様子を見せた。

　遊園地の営業時間は10時～20時。入園料金は、大人＝3,600円～4,000円、小学生＝2,000円～2,200円、幼児（3歳以上）＝1,200円～1,400円。アトラクションの利用には別途料金が必要。