灘菊酒造(姫路市手柄、TEL 079-285-3111)が5月4日、5日の2日間、蔵人体験イベントを行う。
ゴールデンウイークに2日間限定で行う同イベント。非売品の純米吟醸生原酒をタンクから直接瓶詰めし、ラベル張りも体験できる。同原酒はこのイベント専用で、兵庫県産の山田錦を100%使う。2月上旬から仕込み、3月23日に搾った。
同社代表で杜氏(とうじ)の川石光佐さんは「今年の山田錦は、ここ数年で一番出来が良く、山田錦らしい優しい甘みとまろやかなうまみが堪能できる。香りはフルーティーで、フレッシュでみずみずしく、山田錦のコクと上品な切れ味が楽しめる今年の一番の仕上がり」と自信を深める。
通常は生原酒は出荷せずに、貯蔵熟成した後に加水・火入れの工程を経て流通させるが、同イベントでは特別に生原酒で用意するという。
開催時間は両日とも10時30分~。500ミリリットルを2本瓶詰めでき、参加費は1人=2,980円(要予約)。
同社では酒類の地理的表示(GI)指定を受けた「GIはりま」認定の日本酒5種類が試飲できる「GI はりま 飲み比べ 酒蔵見学会」もゴールデンウイーク中の4月30日、5月1日、7日に行う。
試飲できる日本酒は純米大吟醸「灘菊 極み 袋しぼり」、大吟醸「酒造之助」、純米大吟醸「きくのしずく」、純米吟醸「灘菊」と純米吟醸「MISA」の5種。
当日は酒蔵アテンダントが灘菊の歴史・酒への思いを解説、明治時代に建造された木造酒蔵を案内する。ツアー後に5種の利き酒をし、利き酒全問正解で景品がもらえる利き酒クイズも行う。
開催時間は11時~11時30分。参加費は1人=600円(要予約)