日本マクドナルドが11月5日、姫路市立豊富小中学校(姫路市豊富町御蔭)でSDGs特別授業とコーヒー豆リサイクル堆肥贈呈式を行った。
贈呈した堆肥は、コーヒーを抽出した後の豆かすを店舗で分別・保管し、リサイクル工場で再資源化した。同社が姫路市内の店舗でコーヒー豆リサイクルを全国に先駆けてスタートさせたことや姫路市が5月、「SDGs未来都市」に選定されたことから、いずれも実施の運びとなった。
SDGs未来都市は、日本のSDGsモデルの構築を目的として「経済」「社会」「環境」の課題解決や新しい価値創造に向けて積極的に取り組む自治体を国が選定。姫路市では「郷土愛を育み、脱炭素型のライフスタイルを身につけたSDGsマインドを持つグローカル人材の育成」などを目標に掲げている。
当日は、同校5年生の児童81人がコーヒー豆リサイクルの取り組みについて学んだ後、花壇づくりを体験した。
同校中庭で行われた贈呈式では児童代表が「SDGsを社会全体で取り組むことが私たちの未来につながると分かった。自分たちのできるSDGsに取り組みたい」と話した。
同校校長の山下雅道さんは「SDGsについて学び、これからの生きる指標にしてほしい。豊富で生まれ育ったということを大切にしながら世界にも目を向けるきっかけにして」と呼び掛けた。