第12回「小さな助け合いの物語賞」のしんくみ大賞に選ばれた姫路市在住の山田のりこさんが10月15日、経団連会館(東京)での全国信用組合大会での表彰式に臨んだ。
全国信用組合中央協会が9月3日まで募集していた同賞。「助け合い」の心の大切さを伝える応募作品から山田さんの作品が選ばれた。
「もらったバトンを渡してるだけ」と題した同作品。山田さんが7年前、難病の重症筋無力症と宣告されほぼ寝たきりの状態になったとき、周りの人からさまざまな支援を受けたことや回復してからは同じように苦しんでいる人の支援を続けていることが生きがいになっていることをつづった。
作品への思いを山田さんは「たくさんの人が私の前途を照らしてくれたおかげで、立ち上がる元気が湧いてきた。今度は私の番。私が教えてもらって元気になれたことを今困っている人に伝えたいと書き上げた」と話した。
同作品は現在、同協会ホームページで公開されている。