姫路市が中心市街地主要10地点における通行量について8月10日、調査結果を発表した。毎年4月29日に行っている同調査。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、6月27日に延期し調査を行った。
同調査によると中心市街地主要10地点における通行量は5万9915人で、2020年6月(6万5263人)に比べ8.2パーセント減(▲5348人)だった。
通行量が減少した要因としては、昨年は5月25日に解除された緊急事態宣言が今年は6月20日まで兵庫県全域が緊急事態宣言区域に指定され、解除翌日の6月21日からは、まん延防止等重点措置がとられ、外出を控える人が増えたことが要因の一つとしている。
姫路城をはじめ、好古園、動物園などの観光施設では、従来の感染防止対策に加えて、入場制限などの対策を行った上で、5月12日から営業を再開していることが、姫路城近くの地点で昨年より通行量が増加した結果となった。大手前通り東や、新型コロナワクチンの大規模接種会場として利用されている「アクリエひめじ(姫路市文化コンベンションセンター)」が完成したキャスティ21コアゾーンエリアなど増加した地点も多い。
報告書では、「姫路駅前のにぎわい交流広場では、多くの市民がくつろぐ様子が見られ、オープンスペースである公共空間の利用が日常的に増加していることから、、新しい生活様式に対応しながらにぎわいを創出できる取り組みが期待される」とまとめている。
同報告書は姫路市ホームページで公開している。