姫路を拠点に育児サポーターとして講演活動を続けている世良田ひとみさんと絵本作家でイラストレーターのさちよさんが6月22日、絵本「わたしのエモちゃん」を刊行した。
感情(エモーション)を擬人化したキャラクター「エモちゃん」が主人公の同絵本。出版元は、学術図書や自費出版を手掛ける「金木犀舎(きんもくせいしゃ)」(姫路市二階町、TEL 079-229-3457)。
世良田さんは元保育士で現在4男児の母。自身の経験と学びを生かし、親子教室や親子サポートの企画運営を行っている。さちよさんとは子ども同士が同じ保育園に通っていたことから知り合ったという。2019(平成31)年12月、これまでの講演活動経験を生かし絵本プロジェクトを立ち上げ。クラウドファンディングで400人以上の支援を受け、目標額は大きく超えて達成した。コロナ禍の影響もあり出版準備は大幅に遅れたが、ようやく刊行にこぎ着けた。
世良田さんは「育児に一生懸命なお母さんほど、自分を責めてしまったり子どもに当たってしまったりすることも多く、悩んでしまいがち。親にも喜怒哀楽がある。自分の感情と向き合い受け止めることが大事。子育てを楽しんでほしいというメッセージを込めた」と話す。
A4判変形、32ページ、オールカラー。価格は2,000円。井上書林(姫路市野里)のほか、インターネット「金木犀舎ブックストア」「Amazon」でも販売している。