小溝筋商店街の居酒屋「和食れんげ」(姫路市呉服町、TEL 079-280-5039)で5月12日、親に頼れない18歳~30歳の若者を対象に「Hello Eat Project(ハロー イート プロジェクト)フードドライブ」の受け付けが始まる。
フードドライブは、家庭や事業所で余っている食料を破棄するのではなく、必要としている人へ届ける活動。
発起人の坂本栄里さんは、自身が親に頼れない環境だったことから「コロナ禍で孤立化が進んで生きていくのも大変な若者に手を差し伸べられたら」と企画したと言う。
受け入れ可能な商品は、ティッシュやタオル、洗剤などの日用品と缶詰、瓶詰、レトルト食品、インスタント食品、米(前年度産まで)、麺類、菓子類、飲料、調味料、食料油、非常食など。食品は全て賞味期限の明記があり、賞味期限や消費期限が1カ月以上残っていることが条件。生鮮食品や漬物などの自家製品、アルコール類、開封済みの商品などは受け付けない。
店舗前にフードドライブ用の回収ボックスを設置。「1つでも不要なものがあれば、協力をお願いしたい」と坂本さん。
受け付けは今月17日まで。若者への配布は先着15人(要予約)で、同プロジェクトの手作り弁当とフードドライブで集まった保存食や日用品を翌18日に配布する。
坂本さんは「若者を応援したい、手を差し伸べたい大人たちがそばにいることを知ってほしい。困っていることを声に出してほしい」と呼び掛ける。