姫路市の郊外・広峰山の麓に所在する姫路競馬場(姫路市広峰)でのレースが約8年ぶりとなる1月15日、再開した。近くを流れる船場川が台風の影響により度々氾濫。流域が浸水被害を受けたことから同競馬場のコースの内側に調整池を作る必要があり、2012(平成24)年8月の開催を最後にレースを休止していた。
休止の間、園田競馬場でのナイターレース開催や姫路競馬場での日本中央競馬会(JRA)や地方競馬の場外勝馬投票券発売所運営などにより収益が向上し、調整池の工事も完了したため、再開に踏み切った。同工事期間中、同競馬場のスタンドの耐震工事や設備の充実を図ってきた。
2019(平成31)年3月には「ひめたんスポーツクラブ」を場内に開業。スタンド内に卓球場やヨガ教室、エクササイズに利用できるスタジオを設けたほか、サッカーやフットサルを楽しめる人工芝グラウンドを整備した。
この日、約8年ぶりに訪れた市内在住の堀田さんは「馬券もそうだが馬を間近で見れるパドックが好き。馬それぞれが個性的で見ているだけで楽しい」と笑顔を見せた。