日本画ワークショップ「姫路キッズ・ビッグアートプロジェクト2019~ヨサコイ・ドローイング」が10月19日、水上小学校(兵庫県姫路市西中島)敷地内の水上幼稚園で開かれる。主催は水上夢倶楽部(くらぶ)。
姫路は皮革産業が昔から盛んで、日本画の接着剤でもある三千本膠(にかわ)が長年にわたり作られてきた。10年ほど前に後継者不足から製造中止となっていたが、姫路の製造者が引き継ぎ、復活している。
今回のワークショップは製造者の一人である大崎哲生さんが、地域の子どもたちに膠で溶いた日本画の絵の具で絵を描いてもらいたいという思いから企画した。
当日は大崎さんがリーダーを務めるよさこいダンスチーム「咲夢麗衣」(サムライ)と子どもたちがよさこいダンスを一緒に楽しみながら、日本画の絵の具でカラフルな衣装を着たフォルムのダンスをムービングドローイングする。
絵の指導は日本画家の内田あぐりさん。現代日本画をリードする画家の一人として、身体をテーマにした独自の世界観を描き、新たな日本画の可能性を示している。
大崎さんは「内田先生の指導で子どもたちが何を感じてくれるか。楽しく日本画を体験してもらい、心のままに描いた熱い作品を期待している」と語る。
完成した作品は、水上小学校近くの船場川ビオトープで11月2日に開かれる「みずかみキャンドルナイト」で披露される。
参加できるのは小学生および中学生(小学3年生までは保護者の同伴が必要)。定員は30人。
開催時間は9時30分~12時30分。参加費は500円。参加申し込み・問い合わせは、水上夢倶楽部(大崎さん、TEL 090-2012-0761)まで。