姫路のオーセンティックバー「not blue(ノット ブルー)」(姫路市錦町、TEL 079-285-2339)で12月13日、久留米在住のシンガーソングライター・松本かつひろさんのライブイベントが行われた。
松本さんは、佐賀県唐津市出身のシンガーソングライター。1996年よりプロ・ミュージシャンとして活動。アカペラグループ「MO'BETTER」、バンド「SO.」を経て、昨年よりソロとして活動を始める。
「商業的に曲を作ってはいないので、ミュージシャンだという意識はあまりない。『僕はこうだよ』という表現材料の一つとして音楽がある」と話す松本さんは、ミュージシャンだけでなくデザイナーやコラムニストとしての顔も持つ。
以前から同店を利用している河田若奈さん(姫路市在住)が、弾き語りのシンガーソングライターとして日本中を旅していた時に福岡で松本さんと出会い、その時初めて聴いた松本さんの歌に感動。「ツアーで日本を回る時は姫路でもライブをやってほしい」とリクエストした事がきっかけで2007年から毎年同店でライブを開くようになった。「ここでのライブは今回が4回目。今はどれだけお客さんに喜んでもらえるか、どれだけ自分が気持ちよく歌えるかだけを考えている」と松本さん。
同店マスターの伊藤雅輝さんは「歌はもちろん、MCも温かく優しいライブになるので、初めての方でもすぐに一体になれる。僕も大好きで今後もかつひろさんのライブを応援していきたい」と話す。
「自分の気持ちを表現するのは音楽じゃなくてもいい」(松本さん)とし、絵を描いたりコラムを書いたりするなどさまざまな手段で「自分」を表現してきた松本さん。「思うがままの気持ちを表現するのは、長くやっていることもあり、やっぱり音楽が一番しっくりくる」とも。