初夏の姫路城を彩る恒例行事「第69回姫路お城まつり」が5月11日から3日間、盛大に開かれた。
お城まつり初日は三の丸広場で姫路薪能が厳かに開かれ、2日目には大手前通りで8万人を超える観衆が待ち受けるなか、大パレードが行われた。パレードにさきがけて第51代姫路お城の女王発表会があり昨年から1年間担当した女王からのタスキ引き継ぎも。
パレードでは新女王を先頭に各種市民団体が次々と参加。終盤では、ひめじ観光大使に任命されている姫路市出身の歌手、丘みどりさん扮する初代姫路藩主池田輝政の妻で督姫の姿でパレードに色を添えた。
今年は、姫路城が世界遺産登録されて25周年。斑鳩町(奈良県)、中津川市(岐阜県)、市川町、鳥取市をはじめとする自治体が多数集結、まつりを盛り上げた。同まつりにあわせ「第19回ひめじ良さ恋まつり」も姫路駅前広場、商店街、お城近くの大手前公園や城見台公園で開かれ、会場は色とりどりの衣装に身を包んだ踊り子たちの演舞や大きなかけ声で興奮に包まれた。
高松市から観光で訪れた安藤誠治さんは「お城まつりとは知らずに訪れた。このパレードを見て姫路が好きになった。来年も来たい」と語っていた。