世界遺産・国宝「姫路城」の北東部に位置する野里商店街に新設されたチャレンジショップ「威徳寺Hatch」(姫路市威徳寺町)の「内覧会&交流会」が4月22日、行われた。
2015年8月から始まった「野里×イノベーションプロジェクト」の一環。Hatchは「卵を温めてひなや子に育てる」の意。同商店街の北端に位置する同ショップ。空き店舗をリノベーションし、2階に1店舗、1階に2店舗が入居できる。商売の経験が少なく、初めから独立店舗での開業が困難な開業希望者を対象に、本格開業前に低リスクで検証できる場となるよう、時間レンタルから最長3年までの賃貸が可能とした。
同プロジェクトに取り組んでいる「はりま家守舎」の代表・田中義人さんは「空き店舗の利活用で街を元気にしたい。チャレンジショップへの出店がきっかけとなり、街のにぎわいが復活できれば。商店街の皆さまとも協力して応援していきたい」と抱負を話す。
イベント当日は、同施設の内覧と片方のスペースへの入居予定者「CO・HARERUYA」の紹介や同店が販売する「豆乳スープと糀スムージー」の試食などを行った。同店・店主の長濱亜希子さんは「愛着のある大好きな街『野里』で店舗を探していたところ、理想の場所、広さ、タイミングで見つかった。ここしかないと思い入居を決めた」と話す。