姫路市内で2月26日、世界遺産姫路城マラソンが開催された。
当日は、フルマラソンの部に約7300人、1~5キロを走るファンランの部に家族連れなど約4000人が参加した。
フルマラソンのコースは、姫路城前をスタートし、お菊神社(十二所神社)、名古山、書写山圓教寺を経由して、ゆるやかな上り坂の夢前川沿い、塩田温泉郷、夢前川サイクリングロードで折り返し、姫路城近くの男山千姫天満宮、姫路城西御屋敷跡庭園「好古園」、姫路城三の丸広場にゴールを設営。15時の最終ゴールまでに7061人が完走した。
フルマラソン男子の部優勝者は、2時間17分41秒で森川翔平さん、同女子の部は2時間51分32秒で小河亜衣さんが輝いた。
フルマラソンに参加した八木秀介さんは「ランナーに絶え間なく声援を送ってくれた地域の皆さん、地元の子どもたちの吹奏楽や太鼓に勇気づけられた。ぜひ来年も参加したい」と笑顔を見せていた。
同マラソンは約3千人のボランティアスタッフが参加し、ランナーへの配布物の袋詰めやランナーの受付、当日コース沿いの見物客らの整理やランナーへの給水や救護活動観光案内など運営全般に協力した。沿道の各自治会でも見物客らに炊き出しを行うなど、市民が思い思いに大会の成功を願って応援した。配布物の袋詰めなど、準備から参加した小路英志さんは「金曜日から大会まで3日間、ボランティアとして大会の運営に携わることができてうれしい。ランナーの姿や感謝の言葉で勇気と元気をもらった。来年もボランティアとして参加したい」と語った。