姫路市市之郷に「JR神戸線」の新駅「東姫路駅」(姫路市市之郷字高田)が3月26日、開業した。
JRの春のダイヤ改正に合わせ開業した同駅は、姫路市内で16番目の駅となる。大阪方面行きの快速が、6時台には8本、7時台は5本停車するなど、通勤客への利便を図る。
姫路-御着間が約4.3キロメートル離れているため、地域住民からも要望が多かったという。近くに姫路警察署や姫路市立すこやかセンター、兵庫県立ものづくり大学校などの施設があり、駅の新設により、キャスティ21地区や阿保土地区画整理区域など周辺市街地の開発にも弾みがつき乗降客の増加が見込まれることから新駅開業を決めた。
開業初日、駅には早朝5時6分の初発電車を一目見ようと多くの見学者が夜明け前から詰め掛けた。入場者一番乗りは、京都市から来場した林勝也さん。見事一番入場券を手に入れ「定年過ぎて何か一番を狙いたいと、昨日の昼過ぎから並んだ」と満足げだった。同駅係員は、「地域の顔になるよう頑張る」と意気込みを語る。